正月はおいしいものを食べて、ゆったりと休む時期です。どうしても体重が増えてしまい、そのあとになかなか戻らない…と悩む人もいるのではないでしょうか？
正月太り解消のために、増えてしまった体重を戻すための心がけと、体重が増えやすい原因をご紹介します。
増えた体重を戻すための10個の方法
正月の間の食べ過ぎや運動不足で増えた体重は、短期間でついた脂肪やむくみが中心です。だからこそ、短期間食事量や運動を意識することで、増えた分をリセットできるのです。
ここでは、増えてしまった体重を戻すために心がけたい10個の方法をご紹介します。
1. ファスティングをする
断食や一時的な食事制限を行うことで、体重のリセットが期待できます。適切なファスティング方法を選び、医師の指導を受けることをおすすめします。
ただし、無理なく取り組める方法が16時間断食です。これは24時間のうち16時間は食べず、8時間の間に食事を自由にとる方法です。
16時間食事をとらないと、胃腸の食べ物が消化されて、カロリーのとり過ぎを予防できるのです。医師の指導がなくとも、体への負担が少なく毎日取り組めるため、正月太りの解消におすすめです。
2. タンパク質中心の食事にする
タンパク質は満腹感を促進し、筋肉の維持を助けます。特に糖質は脂肪に変わりやすく、タンパク質と比べて太りやすい性質があります。
そのため、糖質を控えめにしてタンパク質を中心としたメニューを心がけましょう。肉、魚、大豆製品などからバランスよく摂取し、脂肪の蓄積を抑制しましょう。
3. スクワットなど筋トレを取り入れる
筋トレは基礎代謝を向上させることで、1日あたりの消費するカロリーを増やす効果が期待できるのです。同じ運動量でも効率よく脂肪を燃焼できるため、正月の間の運動不足で低下した代謝を促進できます。
筋トレはいきなり激しいメニューを組むと怪我の原因になるため、スクワットなど手軽にできるメニューがおすすめです。ウォーキングなどの有酸素運動との組み合わせで、より効率的に脂肪燃焼を進めていけることでしょう。
4. タイトな洋服で体型チェックする
タイトな洋服は体型の変化がよくわかりやすくなります。毎日制服を着ていると体型の変化がわかりやすいように、タイトな服を着ることで正月太りを自覚しやすいのです。
さらに、タイトな服が似合うように痩せようと自然と、モチベーションが高まるもの。逆に体型にゆとりのある服ばかりを選んでしまうと、変化がわかりづらく正月太りを放置してしまいがちです。
あえて正月太りを隠そうとしないで、タイトなシャツやスカートを履いてみましょう。また正月太りを解消していくまで、痩せていく体型の変化も感じ取りやすいメリットがあるのです。
5. 生活習慣を元に戻す
規則正しい生活習慣は健康な体重維持の基本です。十分な睡眠、バランスのとれた食事、ストレス管理を心掛けましょう。特に年末年始は、生活習慣が乱れてしまいがちです。
正月が明けても、しばらくは生活リズムが戻らずに夜寝付けずに寝不足…という状況が続く人も少なくありません。睡眠不足が続くと、疲労が溜まりさらにドカ食いでストレス発散という悪循環になりかねません。
それゆえに、生活習慣を元に戻すことを第一に考えて早寝早起きを癖づけていきましょう。早く寝るために運動をするなど、寝つきをよくすることを意識することも大切です。
6. 何キロ痩せるのか目標を決める
具体的な目標を設定することで、モチベーションが向上します。まずはどれくらい正月太りしたのか、体重計に乗ったりスリーサイズを測ったりしましょう。
現実から目を背けたくなりますが、数字が見えることで減ったときのモチベーションも大幅にアップします。正月太りの解消を決意したら、真っ先に今の体重などを記録しましょう。
また、痩せる前の全身を写真に残すこともおすすめです。写真で客観的に体型の気になる部分をチェックできるうえ、本気で痩せようというやる気につながるのです。
7. 周囲にダイエットすることを話す
周りにダイエットの目標を共有することで、自分だけの決意ではなくなるため逃げられなくなります。
ダイエットはどうしても挫折してしまいやすいのは、孤独の戦いであることも大きく関係しています。まわりに決意表明すれば、簡単に諦めることは情けないと思えるものです。
何よりも、ダイエットしていると話すことで何かとサポートを受けることができるのです。ダイエットの悩み相談やアドバイスによって。下がりやすいモチベーションの維持につながっていきます。
また、ダイエット仲間を探すこともおすすめです。リアルの友達に話すことは抵抗があるのなら、SNSを通じてダイエット仲間を探してみてはいかがでしょうか。
ダイエット仲間ができることで、一人だとあきらめやすい運動や食事制限も、熱意を持って取り組めることでしょう。
8. 毎日体重計に乗る
毎日の体重測定は、進捗を把握してモチベーションをキープするうえで欠かせません。増えているかもしれないと思うと、体重計に乗ることは勇気がいるものです。
しかし一喜一憂せず、毎日できるダイエットを続けることが、成功への近道です。反対に体重が大きく減っている日はうれしいだけでなく、なぜ体重が減ったのか考えるきっかけになります。
前日の食事や運動内容を思い出して、よかったポイントを記録しましょう。自分だけのダイエットの記録や情報が集まるごとに、効率よくダイエットを進めていけるのです。
9. ダイエット成功後のご褒美を考える
目標達成後のご褒美を考えることで、モチベーションが維持しやすくなります。たとえば、マイナス2kgで欲しかった服を買うなど、自分へのご褒美を決めておきましょう。
ダイエットは楽しみがあってこそ続けられるものです。痩せられるだけでなく、努力した結果に嬉しい出来事が待っていると考えると、やる気が下がりやすいダイエットでも、自分を奮い立たせて努力を続けられるのです。
10. ダイエット仲間を作って報告する
一緒にダイエットをする仲間を作り、進捗や課題を共有することで励まし合えることも正月太り解消ダイエットにおすすめです。ダイエットは基本的に一人で続けるものであり、自分の気持ち1つで続けることもやめることも決められます。
だからこそ、仲間との協力や知人のサポートがダイエット継続の力となります。
これらの方法を組み合わせながら、健康的で持続可能なダイエットを心掛けましょう。個別の体質や目標に合わせて工夫することが成功の鍵と言えるのです。
正月に太りやすい理由
正月はなぜ太りやすいのでしょうか？その理由は単純に食べ過ぎだけとは限りません。
正月に太りやすく、普段通りの生活では体重が戻りにくい理由をご紹介します。
糖質が多い食事
正月にはお餅やおせちなど、糖質が豊富な食べ物が多くなりがちです。これらの食事は急激な血糖値の上昇を招いてしまうのです。
おせちはヘルシーなようで保存できるように、味付けが濃くなっています。調味料で砂糖を多く使っており、さらに塩分も使われています。
糖質が多く、塩分によってむくみやすい状況から脂肪蓄積を促進する可能性があります。
カロリーが高い豪華な食事
正月は特別な行事であり、贅沢な食事が増えます。肉料理や揚げ物、スイーツなどを連日食べる機会があります。
このように頻繁に高いカロリーの食事を摂取することで、一気にカロリーオーバーしてしまうのです。
お酒の飲み過ぎ
正月は家族や友人との集まりが増え、お酒を楽しむ機会が増えます。お酒には高いカロリーが含まれており、飲み過ぎることで感覚が麻痺して、いつも以上に箸が進んでしまうのです。
また、つまみはお酒に合うように味が濃くなっています。それゆえに、お酒の飲み過ぎと食べ過ぎが重なり、ますます太りやすい状況になってしまいます。
家にいる時間が増えることによる運動不足
正月は休息や家族との時間を大切にする時期でもあります。だからこそ、年末年始は家でゆったりと過ごし、人混みを避けて外出しない人も多いのではないでしょうか。
同時に運動不足に陥りやすい季節でもあります。運動不足は基礎代謝の低下により、脂肪が溜まりやすくなるのです。衰えた筋肉を元に戻すためには、また筋トレなどの運動が必要です。
夜ふかしなど生活習慣の乱れ
正月はイベントや集まりが増え、夜更かしや不規則な生活が続きやすいです。睡眠不足や生活習慣の乱れはホルモンバランスを崩し、食欲を増進させてしまいます。
これらの理由から、正月は太りやすい時期と言えます。適切な食事管理や運動、規則正しい生活習慣の維持が重要です。バランスのとれた食事と適度な運動を心がけ、新年を健康的にスタートさせましょう。
体重が減らないなら薬の活用もおすすめ
どうしても正月太りの体型が戻らない…。
忙しくて運動する時間がとれない…。
といったお悩みには、ダイエット用の医薬品を活用する方法がおすすめです。
ダイエットのための医薬品は、アメリカなど海外で導入されており、食べ物の脂肪などを吸収しないで外に排出することをサポートするものです。
また、食欲を抑える薬もあり、自分ではなかなか痩せられない、短期間で効果を実感したいといった方に人気があります。
日本では処方箋がないと医薬品のダイエット薬は購入できません。しかし、海外からの個人輸入であれば誰でも購入可能なのです。
市販薬は、漢方など西洋の薬とくらべてどうしても効果は控えめです。
体質改善が目的の市販薬ではなく、治療目的のダイエットのために処方される薬は効果効能がきちんと国に認められているものです。
そのため、日頃の運動や食事制限だけでなく、薬との併用によって正月太りの解消を考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
正月太りは食べ過ぎや飲み過ぎ、さらに運動不足といった、いつもと違う生活習慣が大きく影響しています。正月太りを解消するには、一時的に食事量を減らしたうえで、適度な運動を取り入れましょう。
一時的なむくみがとれるだけでも、増えてしまった体重が元に戻ることもあります。ぜひ自分に合ったダイエット方法を取り入れて、正月太りを解消していきましょう。
