シミをお金をできるだけかけずに消したいと悩んでいませんか？
インターネットで調べるとたった8日でシミを自力でとったというキーワードもあり、短期間でシミが消えるのなら試したいと思う人も多いかと思います。
お金をできるだけかけず、シミを消すことは可能なのでしょうか？また、シミをセルフケアで消すための方法や、レーザー治療との比較も一緒にご説明します。
8日間でシミを完全に消すことは難しい
シミの種類にもよりますが、結論としてたった8日間で完全に消すことはむずかしいです。
なぜなら肌にはターンオーバーという肌の細胞が新しくなり、皮膚が入れ替わるサイクルがあるため。このサイクルは2～3か月かかるため、たった8日では肌がきれいに入れ替わり、シミがなくなることは起きないのです。
もちろん、レーザー治療などの外科的な治療を受けて、シミを取る方法もあります。しかし、実際のところレーザーでシミをとるにしても、治療後すぐはカサブタや炎症になります。そしてカサブタの下で新しい皮膚が作られて、その後にきれいになっていく期間があります。
特に治療から1か月程度は、肌の入れ替わりが起こり、薄く色素沈着するケースもあります。
シミが目立たない肌を目指すには、最低でも数か月かかるのです。だからこそ、シミを消すにはどのような方法でも、8日程度で完全に消すことは不可能だと言えるのです。
シミを自力で消すための3つの方法
シミを消すには、自力でできる方法だけでもさまざまあります。代表的なものが次の3つです。
- 外用薬を使う
- 内服薬を使う
- スキンケアをする
一度できてしまったシミは、なかなか普段のスキンケアだけでは改善しづらいです。しかし、シミ取りに有効なクリームなどの外用薬、飲んで体内から働きかける内服薬の2つを取り入れることで、できてしまったシミにもアプローチできるのです。
それぞれの方法のメリット、デメリット、かかる期間を見ていきましょう。
外用薬を使う
シミケアのための外用薬は、美容クリニックや美容外科でも処方される新陳代謝を促すためのものが定番です。
- ハイドロキノン
- トレチノイン
これらは市販されている美容クリームとは違い、医薬品として効果効能が認められているもの。
スキンケアや、シミ対策用の市販されている薬よりも、美白作用が認められており短期間で肌の変化を感じられます。
ハイドロキノン
ハイドロキノンはシミの原因につながる、メラニン色素の生成を阻害する働きを持っています。
メラニン色素が作られても、ターンオーバーによって色素はだんだんと薄くなります。しかし、何度もメラニン色素が作られるような刺激を浴びたり、ターンオーバーが何らかの理由で乱れたりすると、シミとして残ってしまうのです。
ハイドロキノンの特徴は、このメラニンの生成自体の働きをおさえること。新しいシミを作らないように予防し、紫外線ダメージなどによるシミをケアします。
トレチノイン
トレチノインは肌のターンオーバーを促進する外用薬です。皮膚のメラニン色素をどんどん押し出して、シミ自体を薄くしていけるのです。
ただし効果が高すぎるために、トレチノインは市販薬として購入できません。クリニックで処方される外用薬ですが、海外通販であれば直接購入可能です。
しかも診察不要で、自宅にいながら注文できる分、時間がとれずに美容クリニックに行くことができないと悩んでいる方にも便利です。
ハイドロキノンとトレチノインの組み合わせで、さらにシミを消すための効果を高められます。美容クリニックでは実際に、両方同時に処方されることが多くあります。
同じ美容クリームでも、配合量も異なるためいきなり配合量が多いものを選ばずに、少しずつ試すといった方法も可能です。
内服薬
内服薬の特徴は、トラネキサム酸をはじめさまざまな種類があります。
シミの中でも女性ホルモンのバランスの変化でできる肝斑（かんぱん）にも、トラネキサム酸は体の内側から治療できます。
このトラネキサム酸は、メラニン細胞を活性化させる元となる「プラスミン」の働きをおさえる作用が期待できます。プラスミンの働きを抑制した結果、新しいメラニンが作られづらくなり、シミや肝斑といったできてしまったシミのケアにも役立つのです。
トラネキサム酸は、市販薬でも美白ケアの医薬部外品として販売されています。
しかし、医薬品と比べると配合量が少ないため、しっかりとした効果を求めるのならば海外で販売されているトラネキサム酸の内服薬がおすすめです。
スキンケア
セルフでシミをケアする方法は、毎日のスキンケアを地道に続ける方法があります。シミができやすくなる原因は、乾燥や紫外線ダメージといった、外部からの刺激によるものが大きいです。
そのため、できてしまったシミというよりも、これ以上シミを作らないために、しっかりと保湿ケアと紫外線ケアをすることがこれからの美しい肌を目指すうえで欠かせません。
たとえ、外用薬や内服薬によってシミを治療したとしても、そもそもシミができる習慣があれば、シミは何度も再発してしまうもの。
スキンケアの見直しをして、紫外線対策を徹底したり、乾燥予防のために普段のスキンケア用品を見直したりするだけでも、肌は大きく変わっていきます。
お金をほとんどかけずにできるシミを消す方法
とにかくお金をかけずに、シミを消すためにできるおすすめのスキンケア方法をご紹介します。
外用薬や内服薬のように、はっきりとした効果を期待することは難しいです。
しかし、継続して使うことで、肌を労わるスキンケアとしての効果は期待できる方法です。
ニベアパック
100年以上販売され続けている定番の保湿クリームであるニベア。そんなニベアはコスパ抜群ですが、保湿クリームだけでなくパックとして使うことで、乾燥肌のケアに役立ちます。
方法は次の通りです。
- 顔が白くなるくらいたっぷりとニベアを塗る
- ラップか蒸しタオルを顔に乗せて10分ほど放置
- ぬるま湯でていねいに洗い流す
- いつものスキンケアで仕上げする
ニベアパックは顔全体にたっぷりとクリームを塗ることがコツです。週に1回か2回程度のスペシャルケアとして、ニベアパックをすると、クリームに含まれているホホバオイルやスクワランによって、肌にうるおいを感じられます。
直接肌のシミを消すような効能はありません。しかし、乾燥が原因でターンオーバーの乱れが起きていた肌に対して、必要なうるおいを届けることで、シミ予防につながっていきます。
重曹
重曹は頑固な油汚れも浮かせるほど、強力な洗浄作用を持っています。特にアメリカでは、ホクロやいぼを取るために、ひまし油と重曹を混ぜるカソーダクリームという商品があります。
方法はひまし油と重曹を1対1の量で混ぜるだけ。肌の表面までで、奥深くに眠っているシミやメラニン色素には効果が期待できません。
古い角質を取り除く効果が期待できますが、日本ではクリニックなどの美容専門機関での処方もありません。肌への刺激も強いため、むやみに試さないよう十分注意してください。
特に肌が荒れているときや敏感肌の人は、重曹は刺激になってしまうため、使わないことをおすすめします。
米のとぎ汁
米のとぎ汁は細かい粒子によって、天然のスクラブ効果が期待できると言われています。実際にぬかなどの米の粉、発酵食品を扱う人の手はきれいと言われるように、古くなった角質をはがすピーリング効果が期待できるのです。
ターンオーバーが促進されて、シミの原因になるメラニン色素を溜め込まずに、押し出す力が期待できます。また、米のとぎ汁は保湿として肌のバリア機能をサポートする効果も期待できるのです。
とぎ汁を使う方法は、いつもどおり洗顔したあとに、お湯で1.5倍に薄めたとぎ汁で優しく顔を洗うだけ。こすらずにやさしく洗う程度にしておきましょう。
なお、米のとぎ汁は防腐剤などが入っていないため、遅くとも2～3日で使い切るようにしましょう。
人によっては肌が荒れる危険性もあるため、顔に使う前に手など目立たないところでパッチテストしてください。
レーザー治療の気になる費用は？
レーザー治療はセルフケアで取り切れないシミを治療できる方法です。
即効性が高いものの、その分一時的にかさぶたができるほか、炎症後色素沈着ができることで、かえって濃いシミのようなものができる可能性もあるのです。
そのため、シミ取りレーザーはメリットとでめりっとを考えたうえで、使用するか決めることが重要です。
代表的なシミ取りレーザーの種類と費用は次の通りです。
- レーザートーニング…1回15,000円前後
- ピコレーザー：1回15,000円～
- ピコスポット：1回5,000円～40,000円
- Qスイッチレーザー：1回20,000円
レーザートーニングとピコレーザーは、低めの出力で顔全体に照射します。シミや肝斑の治療に効果的で、提出力のため副作用が少ないところがメリット。
深いシミの治療には、高出力で集中的に除去する、Qスイッチレーザーやピコスポットがあります。副作用として維持的に炎症があり、1～2週間ほど赤みが目立ちます。
シミの濃さや大きさによって費用も変わりますが、どの方法でも1回あたり数万円の費用を見ておくことをおすすめします。
即効性はありますが、レーザーならではの色素沈着のリスクもあります。予約がとりづらい、時間がとれないといった、クリニックに通う負担もあるため人によっては、外用薬や内服薬によるセルフケアがおすすめです。
まとめ
シミを8日程度で取り切ることは不可能と言えます。しかし、地道なスキンケアや、外用薬、内服薬を使うことで、シミを薄くする方法はあります。
レーザー治療よりも費用を抑えられるうえ、さらに自分のペースでケアを続けられるのでクリニックが良いが難しい方にもおすすめです。
海外通販なら本来はクリニックの処方が必要な、トラネキサム酸やハイドロキノンなどのシミケア用の薬を購入可能です。場所を選ばずにシミケアができるため、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
