低用量ピルを服用してよかったこと
月経に関する悩みを抱えている女性は少なくありません。筆者もそのひとりで、生理痛や周期のバラつき、PMS（生理前症候群）などに長年悩まされてきました。そんなときに知ったのが「低用量ピル」です。
最初は「避妊薬」としてのイメージが強く、使用に抵抗があったのですが、医師の説明を受ける中でその多様なメリットを知り、試してみることにしました。今回は、筆者が低用量ピルを服用して実感した良かったことを、使用者の視点でお伝えします。
■ 服用の目的：月経コントロールとPMS対策
私がピルを飲み始めたのは、月経周期が不安定で、月に2回来ることもあれば、1カ月以上こないこともあったからです。また、生理前になるとイライラしたり気分が落ち込んだりと、PMSの症状も強く、生活に支障が出るほどでした。
婦人科で相談したところ、「月経の周期を整えるなら低用量ピルが効果的」と言われ、トリキュラーという3相性ピルを処方されました。初めは不安もありましたが、飲み始めて1カ月、体調の変化を明確に感じました。
■ 飲み始めてよかったと感じたこと
1. 月経周期が安定した
最も実感したのが「毎月きっちり同じ日に月経がくる」ようになったことです。仕事や旅行の予定が立てやすくなり、「いつくるかわからない」というストレスから解放されました。
2. 生理痛が軽くなった
以前は毎回鎮痛薬を飲まないと動けないほどの痛みがありましたが、ピルを服用してからは痛みの程度が大幅に軽減しました。薬を飲む回数も減り、日常生活がかなり楽になりました。
3. PMSが緩和された
感情の起伏や、頭痛、むくみなどのPMS症状が以前よりも穏やかになりました。周囲との関係や仕事への集中力にも好影響があり、「自分をコントロールできている」という感覚が増しました。
4. 肌荒れやニキビの改善
個人差はあると思いますが、私の場合はホルモンバランスが整ったせいか、生理前にできやすかった顎ニキビが減りました。肌の調子が安定し、化粧ノリも良くなったのは思わぬ嬉しい副効果です。
5. 月経の量が減った
出血量が明らかに減り、日数も短くなりました。ナプキンを頻繁に変える手間が減り、夜も安心して眠れるように。毎月のブルーデーの負担が軽くなったことで、月経への憂うつ感が薄れました。
■ 気になる副作用とその対処
最初の1〜2カ月は、吐き気や頭痛、不正出血などの軽い副作用がありました。しかし、医師から「体がホルモンに慣れるまでの一時的な反応」と説明を受けていたので、不安になりすぎず過ごせました。3カ月目にはほぼ気にならなくなり、現在は副作用らしきものはありません。
■ まとめ：私にとってのピルは“生活を整えるツール”
低用量ピルは「避妊薬」だけでなく、女性の生活を快適にするための大きな助けになると実感しました。体質やライフスタイルに合うかどうかは人それぞれですが、婦人科で相談してみる価値は十分にあります。
最近では、病院に行かずにピルを手に入れたいという人向けに、個人輸入という選択肢もあります。信頼できるルートを選べば、安全に入手することが可能です。私が使っている「トリキュラー」も個人輸入で購入できます。
「生理の悩みをなんとかしたい」「PMSに振り回されたくない」——そんな方は、低用量ピルという選択肢を前向きに考えてみてはいかがでしょうか？
