緊張を薬で抑えるのはアリ？インデラル使用のメリット・デメリット
「大事なプレゼンの前に手が震える」「人前で話すと心臓がバクバクして声が震える」――こうした強い緊張に悩む人は少なくありません。
一時的な不安やあがり症を抑える手段として注目されているのが、βブロッカーという薬の一種「インデラル（一般名：プロプラノロール）」です。
この記事では、緊張に対してインデラルを使うことの是非や、そのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
■ インデラルとはどんな薬？
インデラルは、もともと高血圧や狭心症の治療に使われてきた「β遮断薬（ベータブロッカー）」の一種です。
自律神経のうち交感神経の働きを抑えることで、心拍数の上昇や震え、動悸などを落ち着かせる効果があります。
この性質を応用し、「本番前の緊張を抑える」目的で服用されることがあり、近年ではスピーチや面接、試験などのシーンで使われる“あがり症対策薬”として知られるようになりました。
■ どんな効果がある？
インデラルが緊張時に発揮する主な作用は以下の通りです：
- 心拍数の上昇を抑える
- 手や声の震えを和らげる
- 過度な発汗を軽減
- 落ち着いた話し方・動作ができる
いわゆる「緊張で体が反応しすぎる」タイプの人にとっては、身体的な症状を抑えるだけでも、結果的にメンタルも落ち着きやすくなるという好循環が期待できます。
■ 使い方と服用タイミング
- 使用量の目安：10mg〜40mg（体格や目的により調整）
- 服用タイミング：緊張する予定の1〜2時間前に水で服用
- 即効性あり（効果持続は3〜6時間程度）
症状が軽い人なら10mgで十分なケースも多く、まずは低用量から試すのが安全です。
■ メリットとデメリット
【メリット】
- 即効性が高く、使いたい時だけでOK
- 依存性がなく、継続服用の必要なし
- 精神的に不安を抱える前に「お守り代わり」として使える
【デメリット】
- 血圧が低下する場合がある
- 眠気・だるさ・めまいなどの副作用がまれに出る
- 心疾患・喘息・糖尿病のある人は使用に注意が必要
また、精神的な「緊張の根本」を治す薬ではないため、過度な依存は避けたいところです。認知行動療法やカウンセリングなどと併用していくのが理想です。
■ インデラルはどこで手に入る？
日本では、インデラルは医師の処方が必要な薬ですが、個人輸入を通じて海外製のインデラルやジェネリック品を購入することも可能です。
たとえば、以下のサイトでは正規のβブロッカー製品が取り扱われており、人前での緊張対策として利用される方も増えています。
価格も比較的リーズナブルで、少量から試せるラインナップがあるのも魅力です。
■ まとめ：大事な場面で落ち着きを手に入れる選択肢
緊張しやすい性格を「直す」のは簡単ではありませんが、その場を乗り切るためのサポートとして薬を活用するのは一つの選択肢です。
インデラルは依存性もなく、適切に使えば安全性も高いため、「大事な日に限って極度に緊張してしまう」という人には心強い味方となるでしょう。
ただし体質や持病によっては使用が適さないケースもあるため、初めて使う際は慎重に。必要に応じて医師や薬剤師への相談も検討しましょう。
