避妊目的のピルの用量はどれを選んだらいいの?
避妊目的でピルを検討する際、「用量って何が違うの?」「低用量と超低用量、どれを選べばいいの?」と迷う方は少なくありません。
ピルは含まれる女性ホルモン量によって分類されており、避妊効果の確実性・副作用の出やすさ・体への負担に違いがあります。
この記事では、避妊を目的としたピル選びについて、用量ごとの特徴と具体的な薬名を挙げながら、医師・薬剤師監修の視点で分かりやすく解説します。
監修:医師・薬剤師監修
ピルの「用量」とは何を指す?
ピルの用量とは、主にエストロゲン(エチニルエストラジオール)の含有量を指します。この量によって、ピルは以下のように分類されます。
- 低用量ピル:エストロゲン量 約30〜35μg
- 超低用量ピル:エストロゲン量 約20μg以下
避妊効果自体は、正しく服用すればどちらも非常に高い水準にありますが、体への影響や目的によって適した用量が異なります。
避妊目的で最も一般的なのは「低用量ピル」
避妊を主目的とする場合、低用量ピルが基本の選択肢とされています。
低用量ピルの特徴
- 排卵をしっかり抑制する
- 避妊効果が安定している
- 服用実績が長くデータが豊富
初めてピルを使う方や、「確実な避妊」を重視する方には、低用量ピルが向いています。
代表的な低用量ピルの例
- マーベロン28(エチニルエストラジオール30μg)
- トリキュラー28(エチニルエストラジオール30μg)
- ラベルフィーユ28
これらは避妊目的で世界的に広く使用されているピルで、飲み忘れが少なければ高い避妊効果が期待できます。
副作用が気になる人は「超低用量ピル」
吐き気や頭痛、むくみなど、ホルモン由来の副作用が気になる方には、超低用量ピルという選択肢があります。
超低用量ピルの特徴
- ホルモン量が少なく体への負担が軽い
- 副作用が出にくい傾向
- 避妊効果はあるが、飲み忘れに弱い
ホルモン量が少ない分、服用時間のズレや飲み忘れがあると、避妊効果が不安定になりやすい点には注意が必要です。
代表的な超低用量ピルの例
- ヤーズ(エチニルエストラジオール20μg)
- ヤーズフレックス
- ドロエチ配合錠
これらは、生理痛やPMS対策を兼ねて使われることも多いピルです。
「用量が低い=避妊効果が弱い」は誤解
よくある誤解として、「超低用量ピルは避妊効果が弱いのでは?」という不安があります。
実際には、正しく毎日服用できていれば、低用量・超低用量ともに高い避妊効果があります。違いは効果の強さではなく、安定性と許容範囲です。
飲み忘れが不安な方、生活リズムが不規則な方は、低用量ピルの方が安心感が高い傾向があります。
避妊目的でのピル選びの考え方まとめ
| 重視するポイント | 向いている用量 |
|---|---|
| 確実な避妊 | 低用量ピル |
| 副作用の少なさ | 超低用量ピル |
| 初めてのピル | 低用量ピル |
| PMS・生理痛対策も兼ねたい | 超低用量ピル |
個人輸入でピルを選ぶ際のポイント
ピルは個人輸入で入手する方も増えていますが、避妊目的の場合は成分量と用量の確認が最優先です。
パッケージ表記や成分表を確認し、低用量か超低用量かを理解したうえで選ぶことが、失敗しないポイントです。
まとめ
避妊目的でピルを選ぶ場合、基本は低用量ピル、副作用が気になる場合は超低用量ピルという考え方が分かりやすい指標になります。
どの用量を選んでも、重要なのは毎日決まった時間に服用することです。正しい知識を持って選べば、ピルは非常に信頼性の高い避妊方法となります。
監修:医師・薬剤師監修
