心因性EDと器質性ED|治療アプローチの違い
ED(勃起不全)にはいくつかのタイプがありますが、特に多いのが心因性EDと器質性EDです。
この2つは原因がまったく異なるため、効果的な治療アプローチや使用すべき薬も変わります。
本記事では、心因性EDと器質性EDの違いを明確にし、それぞれにどのような薬や対処法が有効なのかを、医師・薬剤師監修の視点で具体的に解説します。
EDの基本分類とは
EDは主に以下の3つに分類されます。
- 心因性ED
- 器質性ED
- 混合性ED(両者が重なったタイプ)
実際には混合性EDも多いですが、治療方針を考えるうえではどちらの要素が強いかを理解することが重要です。
心因性EDとは?
心因性EDは、精神的・心理的な要因が主な原因となって起こるEDです。身体的な血管や神経の機能は比較的正常であるケースが多く見られます。
主な原因
- 過去の失敗体験によるトラウマ
- 強い緊張やプレッシャー
- パートナーとの関係性の問題
- ストレス、不安、抑うつ状態
朝立ちはあるが性行為の場面では勃起できない、状況によって勃起の可否が変わる場合は、心因性EDが疑われます。
心因性EDに効果的な治療アプローチ
PDE5阻害薬によるサポート
心因性EDでも、PDE5阻害薬は非常に有効です。身体的な血流をサポートすることで、「勃起できた」という成功体験が不安を軽減します。
- シアリス(タダラフィル):作用時間が長く自然なタイミングで使いやすい
- レビトラ(バルデナフィル):即効性が高く緊張しやすい人向け
- バイアグラ(シルデナフィル):効果が分かりやすく実績が多い
特に心因性EDでは、シアリス系の「長時間・自然な効き方」が心理的プレッシャーを下げる点で適しています。
メンタル面への対処
薬物療法と並行して、以下のような対処も効果的です。
- 「完璧に勃起しなければならない」という思い込みを減らす
- 性行為以外のスキンシップを増やす
- リラックスできる環境作り
心因性EDでは、薬は「補助役」であり、自信回復が治療の鍵になります。
器質性EDとは?
器質性EDは、血管・神経・内分泌など身体的な異常が原因で起こるEDです。加齢とともに増加する傾向があります。
主な原因
- 動脈硬化による血流低下
- 糖尿病による神経障害
- 高血圧・脂質異常症
- 前立腺手術後
朝立ちがほとんどない、状況に関係なく勃起しにくい場合は、器質性EDの可能性が高くなります。
器質性EDに効果的な治療アプローチ
PDE5阻害薬が第一選択
器質性EDでは、血流改善作用を持つPDE5阻害薬が治療の中心となります。
- シアリス:血管拡張作用が穏やかで持続時間が長い
- レビトラ:血流改善効果が強く、重度EDにも対応しやすい
- バイアグラ:確実性が高く用量調整しやすい
特に器質性EDでは、十分な用量と正しい服用タイミングが重要になります。
生活習慣の改善
器質性EDでは、薬だけでなく根本的な体質改善も重要です。
- 禁煙
- 適度な運動
- 体重管理
- 血糖値・血圧のコントロール
これらを併用することで、ED治療薬の効果が高まりやすくなります。
心因性EDと器質性EDの違いまとめ
| 項目 | 心因性ED | 器質性ED |
|---|---|---|
| 主な原因 | 不安・緊張・ストレス | 血管・神経の障害 |
| 朝立ち | あることが多い | 少ない・ない |
| 有効な治療 | ED薬+心理的ケア | ED薬+生活習慣改善 |
個人輸入によるED治療薬という選択
ED治療薬は自由診療となるため、費用や受診のハードルから個人輸入を選ぶ方も増えています。
成分・用量が明確な正規品を選び、用法用量を守れば、個人輸入は現実的な選択肢です。
自分のEDタイプを理解したうえで薬を選ぶことが、満足度の高い治療結果につながります。
まとめ
心因性EDと器質性EDでは、原因も治療アプローチも異なります。
どちらのタイプであっても、PDE5阻害薬は有効ですが、使い方と考え方が重要です。
正しい知識を持ち、自分に合った治療法を選ぶことで、EDは十分に改善が期待できる症状です。
監修:医師・薬剤師監修

