夫婦のセックスレスについて - サプリ館公式ブログ

夫婦のセックスレス年代別割合について

日本は先進国の中でも「セックスレス大国」といわれるほど、夫婦間の性交渉の頻度が低いことで知られています。厚生労働省や日本家族計画協会（JFPA）の調査によると、セックスレスの割合は年々増加傾向にあり、特に中高年層で顕著です。

本記事では、日本における夫婦のセックスレス割合を年代別にまとめ、背景や原因、さらに改善のためのヒントを解説します。

■ セックスレスの定義

日本性科学会では「性交渉が1カ月以上ない状態」をセックスレスと定義しています。国際的には「半年以上」の基準を用いる場合もありますが、日本の統計では1カ月基準が多く採用されています。

日本家族計画協会の「男女の生活と意識に関する調査（2022年）」をもとに、既婚カップルの年代別セックスレス割合をまとめると以下の通りです。

このデータからも分かる通り、年齢が上がるにつれてセックスレスの割合は増加していきます。特に50代以降では7割以上がセックスレスという状況です。

新婚や交際期間が短いカップルでは性生活が活発な場合が多いものの、出産や仕事の多忙化によって急速に性生活が減少するケースがあります。女性側の産後の体調変化や男性側の精神的疲労も原因となります。

育児や仕事の責任が増し、体力的・精神的な余裕がなくなる年代です。特に小さな子どもがいる家庭ではプライバシーが確保しにくく、性生活が後回しになりやすい傾向があります。

更年期の入口に差し掛かる女性、働き盛りで疲労が蓄積する男性。ここからED（勃起不全）や性欲低下といった身体的要因が顕在化するケースが増えます。ホルモンバランスの変化も影響します。

男性のEDや女性の更年期症状が顕著になり、性生活の頻度はさらに低下します。子どもの独立など生活環境の変化も重なり、夫婦関係の質によって性生活が継続するかどうかが分かれます。

健康上の問題や性機能の衰えが主な要因になります。ただし、健康維持やパートナーとの関係性に積極的なカップルでは、性生活を継続しているケースもあります。

男性のEDは40代以降に増え始め、加齢や生活習慣病、ストレスが引き金になります。EDが原因で性生活が減ると、夫婦間の心理的距離がさらに広がる悪循環に陥ることもあります。

EDの改善には生活習慣の見直しやストレス軽減が重要ですが、医薬品の活用も有効です。現在では個人輸入代行を利用して、自宅でED治療薬を入手する方法もあります。

日本におけるセックスレスは年齢とともに増加し、特に50代以降では7割を超える高い割合となっています。原因は多岐にわたり、体力や性機能の衰え、心理的要因、生活環境などが複合的に関与します。

改善には夫婦間の理解と努力が欠かせません。特に男性のEDが原因の場合は、早めの対策が夫婦関係の維持にもつながります。