「マスクを外すと毛穴が気になって恥ずかしい」
「メイクしても毛穴の開きをカバーできない」
このようなマスク生活による悩みは尽きないもの。特にマスクを装着したことで、毛穴の状態が気になる人はとても増えています。なぜマスクは毛穴にとって良くないとされるのか、その原因をご紹介します。
また、毛穴が開く状態を防ぐための対策とともに、くわしく見ていきましょう。
マスク生活で毛穴が気になる！
マスク生活で毛穴の開きや黒ずみが気になっていませんか？
特に最近はマスクをとって生活する人も増えており、長いマスク生活によって肌の悩みが解消されないまま、肌に不安な気持ちがあるままの人が少なくありません。
特に小鼻周辺はどうしても人に見られる箇所。毛穴の状態はきれいにしたいと思っても、なかなかメイクのみでは隠しきれないところがあります。
だからこそ、毛穴の開きを防ぐために、普段から肌を労わるスキンケアを取り入れることが大切です。
蒸れによる吹き出物やニキビ
マスクによる悩みの1つが、蒸れによる吹き出物やニキビといった肌荒れです。これはマスクをつけていると汗が蒸発しづらくなり、皮脂が増えることで引き起こされます。
雑菌の繁殖によって、毛穴の皮脂をエサにウイルスや雑菌が悪さをしてしまうのです。
つけ外しによる毛穴の開き
マスクをつけたままでいると、湿度が高くなるため肌はうるおっていると考えてしまいがちです。しかし実際は、マスクを外してしまえばうるおいはどんどん逃げていきます。
一度に蒸発する際に、必要な水分まで出ていってしまうことで、ますます乾燥しやすい状態になるのです。
摩擦による黒ずみ
摩擦による黒ずみが原因で、マスクをとることが恥ずかしいと悩む人も多くいます。その原因とは、摩擦によって毛穴が開き、そこに皮脂や汚れが溜まったままになるため。
特に着脱を繰り返したり、ずれを頻繁に直したりすると、毛穴には大きな負担になるのです。その刺激は肌のバリア機能も低下させて、ますます乾燥が進む結果に。ピーリングしてもすぐに黒ずみが気になる状態につながります。
マスクで毛穴が開く5つのリスク
なぜ長時間のマスクが、毛穴を開くことにつながるのでしょうか？その原因について、ご紹介します。
1. マスクの摩擦
マスクが肌とこすれることで、摩擦が発生しやすくなります。
この摩擦が続くと肌表面のうるおいが奪われてしまい、毛穴が広がるリスクがあります。特に適切なマスクの選択や装着方法が重要です。特にマスクの素材が不織布だと、肌のうるおいはどんどん奪われることになります。
やわらかいハンカチのような素材でなければ、マスクを動かすたびに肌にとっては刺激になっているのだと意識してください。
2. 皮脂の分泌が増える
マスクの密閉された環境下のままでいると、どんどん小鼻周辺の皮脂の分泌が増えることがあります。これにより毛穴が詰まりやすくなり、開きやすくなる可能性があるのです。しかし、仕事などでマスクを簡単に着脱できない環境の人も少なくありません。
すると、ますます皮脂が繁殖し、さらに湿気によって肌荒れを引き起こし、毛穴が開いたまま戻らない状況になってしまいがちなのです。
3. 汗による毛穴の負担
マスクの着用により、顔の周りが湿度が上がります。これにより汗の分泌が増え、毛穴が開きやすくなります。こまめなマスクの取り替えや、清潔な肌の維持が大切です。
4. マスクによる圧迫
マスクが密着しすぎると、顔に圧迫がかかります。特に小さいサイズのマスクは、肌を締め付けるうえ湿気が滞りやすいため、毛穴開きの大きな原因になってしまうのです。
特に小顔に見せるタイプのマスクは、顎の周辺の密着度がかなり高めです。ある程度の通気性を確保しつつも、ズレない程度の締め付け感のデザインが肌にやさしいマスクとしておすすめです。
サイズや素材に注意して適切なマスクを選ぶことが重要です。
5. 肌の乾燥
マスク内の湿気や呼気により、肌が乾燥しやすくなります。特にマスクを取り外すと、これまでのマスクの中にたまっていた湿気が一気に蒸発し、そのときに肌のうるおいもなくなってしまうのです。
乾燥した肌はきめがなくなり、毛穴が目立ちやすくなります。そのためこまめな保湿や、マスクを外した際のスキンケアが必要です。
効果的なマスク後のスキンケアのポイント
マスクによる毛穴の開きを防ぐには、普段からスキンケアの方法を意識することが大切です。できるだけマスクの負担を軽減するための方法として、心掛けたいポイントをご紹介します。
1. クリームや下地の活用でマスク摩擦を軽減
マスクの摩擦を軽減するために、マスクの内側に薄くクリームや化粧下地を塗りましょう。クリームによってマスク自体を保湿すると、肌に触れても摩擦が起きづらくなるのです。
特に小鼻周辺の黒ずみに悩んでいるのなら、クリームを薄く塗っておくことで、肌への負担を減らして乾燥対策につながります。ただしマスクによっては、クリームを塗ると変色が気になる可能性もあるため、取り扱いには注意しましょう。
2. マスクを外したら即クレンジングの大切さ
マスクを外したら、すぐにクレンジングを行うことが重要です。必ずその日のうちに、マスクをつけている間に溜まった皮脂を洗い流し、清潔に保ちましょう。
また、マスクを外したあとは再びつけることなく、肌を休ませましょう。マスクの下では蒸れた状態になりやすく、余分な皮脂や汚れが溜まりやすいため、早めのクレンジングで肌を清潔に保つことが、毛穴開きの予防になるのです。
おすすめの毛穴ケアアイテム
マスクによる毛穴開きに悩んでいるのなら、毛穴をクリアにするための美容法に挑戦しましょう。毛穴を引き締めるためにおすすめの方法をご紹介します。
1. クレイマスクの効果的な使用法
クレイマスクは毛穴の汚れを吸着し、引き締める効果があります。この泥は皮脂を吸着するため、黒ずんでしまった毛穴や、皮脂が溜まった毛穴のケアに特におすすめです。
週に1～2回の使用を心掛け、清潔な肌に塗り、十分に乾燥させた後に洗い流しましょう。そのうえでこまめな保湿を続けることが大切です。
2. サリチル酸を含む化粧水の毛穴引き締め
サリチル酸は角質を溶かし、毛穴の詰まりを解消する働きがあります。サリチル酸は主にピーリングに含まれていて、毛穴に詰まった皮脂や古い角質の除去に役立ちます。
その後にたっぷりの化粧水を使うことで、毛穴を引き締め、肌表面を滑らかに整えられるのです。
3. レチノール美容液でターンオーバー促進
レチノールは肌のターンオーバーを促進し、新しい肌の生成をサポートする成分のこと。また、炎症をおさえる働きもあるため、マスクによるニキビや吹き出物といった肌荒れ対策にも、レチノール入りの美容液の使用がおすすめです。
レチノール美容液を使うことで、古い角質が排出され、毛穴が目立ちにくくなります。特に成長ホルモンによって、ターンオーバーが促進される夜のスキンケアに取り入れると効果的です。
マスク着用時の心得と予防策
マスクを着用する際には、肌に負担をかけないためにつけ方も意識しましょう。
毛穴を開かせないための予防策をくわしくご紹介します。
1. 清潔なマスクの重要性
マスクは常に清潔な状態を保つことが重要です。一度着用したマスクは取り外して、毎日新しい者に交換しましょう。また布マスクであっても洋服のように毎日洗濯することが大切です。
洗濯する際には、洗剤によっては肌に直接触れていると負担になる可能性があります。柔軟剤の成分なども、顔の肌には刺激になる恐れがあるため、できれは手洗いによって石鹸など限りなく無添加のものを選ぶことをおすすめします。
マスクを保管する場所も、ほこりがかからないようにマスクケースなどを用意することをおすすめします。定期的な取り替えや洗浄、使い捨てマスクの利用など、清潔を心がけることで肌トラブルの予防につながります。
2. メイクの上からでもできる湿気対策
メイクの上からでもできる湿気対策として、マスクを外した後の保湿をこまめにすることが大切です。
まずはマスクをとったら湿気をやさしくふき取り、そのうえで化粧水スプレーを活用することが挙げられます。余分な皮脂や水分をとりつつも、新鮮なうるおいをプラスすることで肌の乾燥を防ぎます。
また、これによりマスク内の湿気を一定程度コントロールし、メイク崩れ防止効果も期待できるのです。
3. 快適なマスクのために低刺激な素材を選ぼう
マスクの素材やデザインは肌への影響に大きく関わります。肌に優しい素材を使用したり、立体的なデザインで顔にフィットするマスクを選ぶことが大切です。
特にサイズは大きすぎてもズレによる摩擦が起きてしまい、小さすぎると肌を強くこすってしまいます。肌への負担を減らすには、ジャストサイズで安定したものを選ぶことがポイント。いろいろなマスクを試したうえで、フィットする種類を選びましょう。
また、低刺激な素材として布マスクや、やわらかい綿を中心とした肌ざわりで選ぶことも重要です。
マスクによる肌トラブルは医薬品もおすすめ
マスクによる肌トラブルは、薬によってケアすることも元の肌を早く取り戻す方法の1つです。まずは保湿剤として、ヒルドイドクリームといった保湿力の優れたものを使いましょう。
また、角質をやわらかくして取り除き、水分保持力を高める尿素入りのクリームもおすすめです。クリームタイプの医薬品はベタつきにくく、顔にも使いやすいところが特徴です。
まとめ：美しい肌を保ちながらマスクを着用する方法
マスクを着用しながらも美しい肌を保つためには、清潔なマスクの利用、湿気対策、快適なマスクの選択が重要です。
定期的なケアや適切な商品選びによって、毛穴開きなどの肌トラブルを予防しながらマスク生活を快適に過ごしましょう。
