オキシメトロンとダイアナボルの比較：サイクル例とレビュー
オキシメトロンとダイアナボルは、どちらも強力な経口アナボリックステロイドであり、筋肉増強効果が高いことで知られています。
オキシメトロン
非常に強力な経口ステロイドで、短期間での大幅な筋肉増強と体重増加をもたらします。タンパク質同化作用とアンドロゲン作用が非常に高く、筋力アップにも効果的です。ただし、肝毒性や高血圧、水分貯留などの副作用も強く現れやすいです。
作用機序
タンパク質合成を促進し、筋肉の肥大を促します。また、赤血球の生成を促進する作用もあります。
副作用
- 肝毒性
- 高血圧
- 水分貯留
- 女性化乳房
- コレステロール値の変動
- 男性型脱毛症
ダイアナボル（メタンジエノン）
オキシメトロンほどではありませんが、強力な経口ステロイドであり、筋肉増強と筋力アップに効果的です。タンパク質同化作用は高いですが、アンドロゲン作用はオキシメトロンほどではありません。肝毒性や水分貯留などの副作用も現れる可能性があります。
作用機序
タンパク質合成を促進し、筋肉の肥大を促します。また、グリコーゲンの貯蔵を促進する作用もあります。
副作用
- 肝毒性
- 高血圧
- 水分貯留
- 女性化乳房
- コレステロール値の変動
- 男性型脱毛症
比較表
| 特徴 | オキシメトロン | ダイアナボル |
|---|---|---|
| 効果 | 非常に強力な筋肉増強、筋力アップ、体重増加 | 強力な筋肉増強、筋力アップ |
| アンドロゲン作用 | 非常に高い | 高い |
| 肝毒性 | 非常に高い | 高い |
| 水分貯留 | 高い | 高い |
オキシメトロンサイクル例
例1：初心者向け短期間サイクル
| 期間 | 週 | オキシメトロン | 補足 |
|---|---|---|---|
| 4週間 | 1-4 | 50mg/日 | 初心者向けの比較的短いサイクル。副作用に注意。 |
例2：中級者向け標準サイクル
| 期間 | 週 | オキシメトロン | テストステロン | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 6週間 | 1-6 | 50-100mg/日 | 250-500mg/週 | テストステロンを併用することで、テストステロンの低下を防ぐ。 |
例3：上級者向け高用量サイクル（※非常にリスクが高い）
| 期間 | 週 | オキシメトロン | テストステロン | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 6週間 | 1-6 | 100mg/日 | 500-750mg/週 | 高用量のため、副作用のリスクが非常に高い。経験豊富なユーザー以外は避けるべき。 |
ダイアナボルサイクル例
例1：初心者向け短期間サイクル
| 期間 | 週 | ダイアナボル | 補足 |
|---|---|---|---|
| 4週間 | 1-4 | 30mg/日 | 初心者向けの比較的短いサイクル。副作用に注意。 |
例2：中級者向け標準サイクル
| 期間 | 週 | ダイアナボル | テストステロン | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 6週間 | 1-6 | 30-50mg/日 | 250-500mg/週 | テストステロンを併用することで、テストステロンの低下を防ぐ。 |
例3：スタックサイクル例（ダイアナボルと他のアナボリックステロイドの併用）
| 期間 | 週 | ダイアナボル | テストステロン | デカ-デュラボリン(ナンドロロンデカノエート) | 補足 |
|---|---|---|---|---|---|
| 8週間 | 1-4 | 30-50mg/日 | 250mg/週 | – | |
| 8週間 | 5-8 | – | 250mg/週 | 300mg/週 | ダイアナボルの使用を終え、デカ-デュラボリンに移行するスタックサイクル。 |
サイクル後のケア（PCT）
サイクル後のケア（PCT、Post Cycle Therapy）について、詳しく解説します。アナボリックステロイドのサイクル後、体内のホルモンバランスは大きく乱れています。特に、テストステロンの分泌が抑制されている状態です。PCTは、この乱れたホルモンバランスをできるだけ早く正常に戻し、副作用のリスクを軽減するために行います。
PCTの目的
- テストステロンの回復: 外部から投与していたテストステロンを停止すると、体内のテストステロン生成能力は一時的に低下します。PCTは、この低下したテストステロン分泌を刺激し、正常なレベルに戻すことを目的としています。
- エストロゲンの抑制: アナボリックステロイドの使用中に、テストステロンの一部はアロマターゼという酵素によってエストロゲンに変換されます。サイクル後もエストロゲンレベルが高い状態が続くと、女性化乳房などの副作用を引き起こす可能性があります。PCTは、エストロゲンレベルを抑制することも目的としています。
- コルチゾールの抑制: 筋肉の分解を促進するコルチゾールというホルモンは、テストステロンレベルが低下しているサイクル後に優位になりやすいです。PCTは、コルチゾールレベルを抑制し、筋肉の損失を最小限に抑えることを目的としています。
PCTに使用される主な薬剤
- クロミッド（クロミフェンクエン酸塩）: 選択的エストロゲン受容体モジュレーター（SERM）の一種で、脳下垂体に作用し、ゴナドトロピン（LH、FSH）の分泌を促進します。これにより、テストステロンの生成が促されます。
- ノルバデックス（タモキシフェンクエン酸塩）: 同じくSERMの一種で、エストロゲン受容体をブロックすることで、エストロゲンの作用を抑制します。女性化乳房の予防や治療に用いられます。
- HCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）: LHの類似物質で、精巣に直接作用し、テストステロンの生成を促します。サイクル中に使用する場合と、PCTで使用する場合があります。
PCTの期間と用量
PCTの期間と用量は、使用したステロイドの種類、期間、用量、個人の状態によって異なります。一般的な例としては、
- 軽度なサイクル: クロミッドのみを3-4週間程度使用。
- 中程度～重度なサイクル: クロミッドとノルバデックスを併用し、4-6週間程度使用。
- HCGを使用した場合: HCGをサイクル中に使用し、サイクル終了後すぐにクロミッドとノルバデックスを開始。
などが挙げられます。
PCTの例
以下はあくまで一例です。専門家の指導なしに自己判断で行うことは非常に危険です。
- 例1（軽度なサイクル後）:
- 1週目：クロミッド 50mg/日
- 2-4週目：クロミッド 25mg/日
- 例2（中程度なサイクル後）:
- 1-2週目：クロミッド 50mg/日、ノルバデックス 20mg/日
- 3-4週目：クロミッド 25mg/日、ノルバデックス 10mg/日
レビュー・口コミ
40代男性のレビュー（オキシメトロン使用経験）
短期間でとにかくデカくなりたいと思い、オキシメトロンを試しました。噂通り、本当に効果は凄まじく、数週間で体重が数キロ増え、見た目もかなり変わりました。筋力も大幅にアップし、今まで挙がらなかった重量も挙がるようになりました。しかし、副作用も強烈でした。服用中は常に体がだるく、食欲不振、高血圧、むくみなどに悩まされました。サイクル後も体調を崩し、しばらくトレーニングができませんでした。二度と使いたくありません。
30代男性のレビュー（ダイアナボル使用経験）
ダイアナボルは、オキシメトロンほどではありませんが、それでも十分効果を感じました。筋肉の張りや筋力アップを実感できました。副作用は、多少のむくみとニキビができやすくなった程度でした。オキシメトロンほどの強烈な副作用はなかったので、まだマシだったと思います。しかし、それでも肝臓への負担は気になったので、サイクル後は肝臓のケアをしっかり行いました。
